NBGコードとは
ペースメーカの機能は、主に3〜5文字からなるアルファベットで表されます。このコードはNBGコードと呼ばれペースメーカの基本的な作動様式を示してます。
一般的には3文字目または4文字目までの表記を使用していきます。
各コードの意味
1文字目は電気刺激(ペーシング)を行う部位を示します。
A:心房 V:心室 D:心房/心室 O:何もしない
2文字目は感知(センシング)を行う部位を示します。ペースメーカが自己の心拍の有無を感知してる場所を示します。
A:心房 V:心室 D:心房/心室 O:何もしない
3文字目は自己の心拍をセンシングした場合のペースメーカの作動様式を示します。
I:抑制(inhibited) T:同期(triggered).
D:(dual)抑制/同期 O:何もしない
4文字目はレート応答機能の有無を示します。
R:(Rate Modulation)レート応答機能があることを示します。
例:VVIモード
心室に1本のリードが留置され、1文字目のVは心室を刺激(ペーシング)。
2文字目もVであり心室を感知(センシング)します。
3文字目は感知後(センシング後)の様式を表しI(inhibited)の抑制が作動します。
以上のことから設定したレート以下では刺激を行い設定レート以上の場合、刺激を抑制する動作となります。以下に画像を添付しておきますので確認してみてください。

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