ペースメーカリードの種類
植込み型ペースメーカにおいてリードは心内膜リード、心外膜リードの2種類が存在します。
また先端形状はスクリューとタインドに分類されます。
心内膜リードは主に前胸部の皮下に植え込まれ、心外膜リードは開胸時に植込まれ前胸部もしくは腹腔に植え込まれたりします。
またリードには極性が存在しバイポーラ(双極)とユニポーラ(単極)に分類されます。
バイポーラとユニポーラの違い
ペーシングとセンシングの極性に違いが生じる。
上記を行うためには、(+)極と(-)極が必要。
バイポーラはリード上に2つの電極が取り付けられている。(-)極はリードの先端に取り付けらておりTip電極ともいわれる。(+)極は先端電極から少し離れた場所に取り付けられておりRing電極とも言われます。
ユニポーラはリード上に(-)極のみが取り付けられている。(+)極は取り付けられておらず、ペースメーカ本体を(+)として使用します。

ユニポーラリードの利点・欠点
- 相対的にリードが細く血栓が付きにくく、静脈への挿入が容易
- リード構造が単純の為、断線やリークの可能性が低い
- 大胸筋のtwitchingを起こしやすい
- 心電図上でのスパイクが見やすい
- 外部からの電磁障害等の影響を受けやすい
- 筋電位によるオーバーセンシングを受けやすい
バイポーラリードの利点・欠点
- 相対的にリードが太く血栓が付きやすい。また静脈への挿入が困難
- リード構造が複雑な為、断線やリークの可能性が高い
- 大胸筋のtwitchingを起こしにくい
- 心電図上でのスパイクが見にくい
- 外部からの電磁障害等の影響を受けにくい
- 筋電位によるオーバーセンシングを受けにくい
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